精霊流しのすべて

精霊船の進め方


 街なかまでの道のりは、たまに爆竹を鳴らしつつ、わりとまったりと進みます。暗くなってきたら提灯に火を入れます。船に発電機を乗せ、提灯に電球を使用しているお家も多いようですが、古風にこだわった姫家では、高くて手が届かない部分以外はホンモノの火を使いました(火を使うと、気をつけないとたまに提灯が燃えてしまうこともあります。気が付いたら教えてあげましょう)。電気を使用しないと、たくさん居並ぶ船の中で、渋すぎて目立たなくなることもありますが、何とも言えない落ち着いた風情があって良いのです。


暗くなったら火を入れます。遺影にも灯りがともります

 街なかに到着し、見物人も多くなってくると、花火に火をつける回数が増えてきます。実は花火に火をつけることができる人は決まっています。赤いたすきをかけている人がそうです。精霊船を出す家は、あらかじめ代表者を警察署で行われる講習会に出席させなければなりません。その際に渡されるたすきをかけた人のみが花火をしても良いことになっています。ですが、それは守られていません。みーんな火をつけてます。当然警備のおまわりさんも多数道端に立っていらっしゃいますが、それに関しては黙認のようです。


街の中心部は花火の煙でもくもく


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長崎雑記帳